年収交渉メールのテンプレート:そのまま使える例文9選
カウンターオファー、他社オファー、福利厚生などに使える、コピーしてそのまま使える年収交渉メールのテンプレート9選。すべての例文に共通する4部構成の型も紹介します。
年収交渉のメールは、企業へのお礼、入社への意欲、調べたうえでの具体的な依頼を1つ、そして話し合いの提案を、3つの短い段落で伝えるものです。以下に、よくある9つの場面で使えるコピーしてそのまま使えるテンプレートと、それを支える4部構成の型を紹介します。型を押さえれば、どのテンプレートも数分で自分用に書き換えられます。
この記事の要点
- 市場データと具体的な実績1つに裏づけられた、具体的な金額を1つ示しましょう。幅のある額は送らないこと。
- メールは200語以内に収めましょう。長いメールは不安そうに読まれます。
- 尋ねたほうがうまくいくことが多いです。Pew Research Centerの調査では、より高い給与を求めた労働者の66%が、最初のオファーより多くを得ました。
- 基本給が固定なら、パッケージ全体を交渉しましょう。入社一時金、有給休暇、リモートワークの日数、早めの給与見直しなどです。
メールで年収交渉をするタイミング
メールは、正確な言い回し、書面での記録、返信までの検討時間がほしいときに向いています。相手の反応を読み取るなら、電話のほうが向いています。多くの人は両方を使います。短い電話で話を始め、金額を確認するメールを送る方法です。
どちらの場合でも、あなたは多数派です。Pewの調査では、米国の労働者の多くは、直近の採用時に、より高い給与を求めませんでした。一方、求めた人のうち、28%は希望どおりの額を得て、38%は当初のオファーより多くを得ています(Pew Research Center)。
最初の下書きがすぐほしいなら、無料の年収交渉メール作成ツールが、あなたの情報をこれらのテンプレートに当てはめます。何か書く前にオファーが適正かどうかを確認するには、AI年収交渉が業界の基準と比較し、AI面接練習でフォローアップの電話を練習できます。
4部構成の型
| 構成 | 書く内容 | 長さ |
|---|---|---|
| 1. お礼 | お礼を述べ、その職務への意欲を伝える | 1〜2文 |
| 2. 価値 | 市場データから事実を1つ、これまでに出した成果を1つ | 2文 |
| 3. 依頼 | 具体的な金額または待遇 | 1文 |
| 4. 協力 | 話し合いを提案し、入社意欲を確認する | 1文 |
書く前に、米国労働統計局(BLS)の賃金データで職種と地域の相場を調べ、同様の求人に掲載された給与レンジも確認して、金額を決めましょう。目標額、想定額、これ以下なら断る額の決め方は、内定の年収交渉の方法の完全ガイドで解説しています。
効果的な件名
- オファーのご相談([氏名])
- [職種]のオファーについて、承諾前のご質問
- [職種]のオファーについてのご連絡
- Re: [元のオファーメールの件名](同じスレッドで返信するのが最善であることが多い)
どのテンプレートを使う?
| 状況 | テンプレート |
|---|---|
| 書面のオファーがあり、基本給を上げたい | 1. 標準的なカウンターオファー |
| 別の本物のオファーがある | 2. 他社オファーを踏まえたカウンターオファー |
| 判断までに数日ほしい | 3. 検討期間の延長を依頼する |
| 給与は動かせないと言われた | 4. 給与が固定のときの福利厚生の交渉 |
| 予算がまだわからない | 5. 給与レンジを尋ねる |
| 相手が歩み寄ってくれた | 6. 2回目のカウンター |
| 合意したので書面に残したい | 7. 交渉後のオファーを承諾する |
| 時給制の仕事 | 8. 時給の交渉 |
| まだ返事がない | 9. 丁寧なフォローアップ |
テンプレート1:標準的なカウンターオファー
書面のオファーがあり、基本給を上げたいときに使います。
件名:オファーのご相談([氏名])
[担当者名]様
お世話になっております。[氏名]です。
このたびは、[会社名]の[職種]としてのオファーをいただき、改めてお礼申し上げます。特に[具体的なプロジェクトやチームの内容]に魅力を感じており、入社を楽しみにしております。
[都市/リモート]における同様の職種に関する調査と、私がご提供できる経験([具体的な実績。例:「1年間で見込み客の獲得数を40%伸ばした」])を踏まえ、基本給を[希望額]でお願いできればと考えております。
この金額でご調整いただけましたら、前向きに入社の手続きを進めたく存じます。今週中に、短いお電話でお話しする機会をいただけないでしょうか。
何卒よろしくお願い申し上げます。
[氏名]
[電話番号]
テンプレート2:他社オファーを踏まえたカウンターオファー
他社のオファーが本物の場合にのみ使ってください。
件名:[職種]のオファーについて([氏名])
[担当者名]様
お世話になっております。[氏名]です。
オファーをいただき、ありがとうございます。[チーム、ミッション、成長性など、志望の理由]の点で、[会社名]が第一志望です。
率直にお伝えしますと、他社から基本給[金額]のオファーをいただいております。ぜひ[会社名]に入社したいと考えておりますので、基本給を[希望額]に近づけていただく余地がないか、ご相談させてください。
詳しくお話しできればと存じます。ご返事は[日付]までにいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
[氏名]
テンプレート3:検討期間の延長を依頼する
オファーを検討するため、または別の選考の結果を待つために、数日ほしいときに使います。
件名:Re: [職種]のオファーについて
[担当者名]様
お世話になっております。[氏名]です。
このたびはオファーをいただき、誠にありがとうございます。このようなご縁をいただけたことを、心から嬉しく思っております。
十分に検討したうえでお返事したく、条件の全体を確認する期間として、[曜日、日付]までお時間をいただけないでしょうか。なお、詳細がまだ調整中の部分がありましたら、完成した書面のオファーも拝見できれば幸いです。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
[氏名]
テンプレート4:給与が固定のときに福利厚生を交渉する
企業から、基本給は動かせないと言われたときに使います。
件名:Re: オファーのご相談([氏名])
[担当者名]様
お世話になっております。[氏名]です。
給与テーブルについてご説明いただき、ありがとうございます。この等級の基本給が決まっていることは理解いたしました。
差を埋めるために、[会社名]として次のいずれかをご検討いただけないでしょうか。
- [金額]の入社一時金(サイニングボーナス)
- 週[2]日のリモートワーク
- 合意した目標にもとづく、6か月後の報酬の見直し
いずれかをご調整いただければ、喜んでお受けしたく存じます。ご相談に乗っていただき、ありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
[氏名]
テンプレート5:給与レンジを尋ねる
面接の前や、詳細のないままオファーが届いたときに使います。ニューヨーク州労働省も、同様の進め方を勧めています。お礼を述べ、具体的な金額を伝える前に、まずレンジを尋ねるというものです(ニューヨーク州労働省の年収交渉ガイド)。
件名:[職種]のポジションについてのご質問
[担当者名]様
お世話になっております。[氏名]です。
選考を進めていただき、ありがとうございます。このポジションに強く関心を持っております。
報酬についてさらにお話しする前に、このポジションで想定されている給与レンジを教えていただけないでしょうか。私の希望には柔軟性がありますが、レンジを伺えれば、より適切にお答えできると考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
[氏名]
テンプレート6:2回目のカウンター
企業が、オファーとあなたの希望の中間の金額を返してきたときに使います。
件名:Re: オファーのご相談([氏名])
[担当者名]様
お世話になっております。[氏名]です。
チームに掛け合っていただき、ありがとうございます。[先方の金額]への見直しをいただき、感謝しております。
ほぼお受けする気持ちでおります。[中間の金額、または希望より少し下の金額]で合意できる場合、あるいは[先方の金額]に[金額]の入社一時金を加えていただける場合は、本日お受けいたします。
柔軟にご対応いただき、改めてお礼申し上げます。
[氏名]
テンプレート7:交渉後のオファーを承諾する
最終的な条件は、必ず書面で確認しましょう。
件名:[職種]のオファーのお受けについて
[担当者名]様
お世話になっております。[氏名]です。
オファーの調整にご協力いただき、ありがとうございました。[職種]のポジションを、基本給[金額]、[その他合意した条件]、[日付]入社の条件で、喜んでお受けいたします。
上記の内容を反映した雇用条件通知書(オファーレター)を、あらためてお送りいただけますでしょうか。チームの一員になれることを楽しみにしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
[氏名]
テンプレート8:時給の交渉
小売、医療、技能職、接客業などの時給制の仕事に使います。
件名:Re: [職種]のオファーについて
[担当者名]様
お世話になっております。[氏名]です。
オファーをいただき、ありがとうございます。[勤務地]のチームに加わることを楽しみにしております。
[スキルまたは資格]での[年数]年の経験を踏まえ、時給[金額]でご検討いただくことは可能でしょうか。時給が固定の場合は、シフト手当や、入社90日後の時給の見直しについてもご相談できればと存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。
[氏名]
テンプレート9:丁寧なフォローアップ
合意した日を過ぎても返信がないときに使います。
件名:Re: オファーのご相談([氏名])
[担当者名]様
お世話になっております。[氏名]です。お忙しいところ恐れ入ります。
[曜日]にお送りしたオファーについてのメールの件で、念のためご連絡いたしました。[会社名]への入社に、今も強く魅力を感じており、詳細を詰めさせていただければと存じます。
私からお渡しすべき情報はございますか。また、短いお電話でお話しできる時間帯があれば、ご教示いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
[氏名]
交渉メールのやり取りは、たいていどう進むか
典型的な流れを紹介します。見通しを持っておきましょう。
- 0日目: リクルーターが電話で8万米ドルのオファーを伝えます。お礼を述べ、書面での提示を求め、木曜日までに返事をすると約束します(メールで確認が必要なら、テンプレート3)。
- 2日目: テンプレート1を送り、市場データ1つと実績1つを添えて、8万8,000米ドルを求めます。
- 4日目: リクルーターから、この等級の上限は8万4,000米ドルだが、入社一時金について確認してみる、という返信が来ます。
- 5日目: テンプレート6を送ります。4,000米ドルの入社一時金、または6か月後の見直しを加えてもらえるなら、8万4,000米ドルで受けると伝えます。
- 6日目: 見直しと、より少額の一時金に同意が得られます。テンプレート7を送り、書面で確認します。
すべてのやり取りがこうなるわけではありませんが、多くは同じリズムをたどります。カウンター、部分的な歩み寄り、最終確認です。各段階で丁寧に、具体的に伝えれば、やり取りは短く済みます。
言うべきこと、言ってはいけないこと
| 避けたい言い方 | 代わりに言う |
|---|---|
| 「申し訳ないのですが…」 | 「基本給についてご相談させてください。」 |
| 「$80,000〜$90,000を希望していました。」 | 「$88,000をお願いしたく存じます。」 |
| 「家賃が上がったので、もっと必要です。」 | 「この職種の市場データと、Xでの私の実績を踏まえ…」 |
| 「それでは低すぎます。」 | 「$Xに近づけていただく余地はございますか?」 |
| 「…の場合にのみお受けします。」 | 「Xでご調整いただけましたら、前向きに進めたく存じます。」 |
年収交渉の書面(レター)の書き方
正式な書面も、同じ型に沿って、より伝統的なレイアウトで書きます。自分の連絡先、日付、企業名と住所、正式な書き出し、3つの短い段落(お礼、根拠、依頼)、正式な結びです。企業が書面や添付のPDFで連絡してくる場合に使います。そうでなければ、よく書けたメールが標準的で、より早く済みます。
よくある失敗
- 長文を書く。 3つの短い段落で十分です。
- 金額を書かない。 「オファーを見直す余地はありますか?」では、形だけの小幅な上乗せで終わりがちです。
- すべてを一度に交渉する。 給与と、優先度の高い1〜2点に絞りましょう。
- 口調を気にしない。 声に出して読み返しましょう。温かく、自信のある文面になっているはずです。
- 数字を確認せずに送る。 給与額の誤字は、あとから取り消しにくいものです。
送信前のチェックリスト
- 2つの情報源で調べた、具体的な金額が1つ
- その金額の根拠となる、具体的な実績が1つ
- 200語以内で、温かい口調
- わかりやすい件名と、正しい名前
- 次のステップの提案(電話、または返事の期日)
- 数字の再確認
送信したあとに
ほとんどの企業は、数営業日以内に返信します。合意した日までに返事がなければ、2回目のカウンターオファーではなく、短くて感じのよいフォローアップを送りましょう。依頼が裏目に出ないか心配な方は、年収交渉で内定を失うことはあるのかをお読みください。最終的なオファーがやはり合わないときは、内定を丁寧に辞退する方法のガイドが、将来につなげる断り方を示します。履歴書を送るメールに何を書くかのヒントも、どのメールも書きやすくするビジネスメールの習慣に役立ちます。そのほかの記事は、仕事探しのコツでご覧いただけます。
交渉で最も強いのは、選択肢を持っていることです。JobsAICopilotは、マッチした求人に毎日あなたの代わりに応募するので、オファーは一度きりではありません。AI年収交渉は、各オファーを市場データと照らして判断する手助けをします。プランは料金ページでご覧ください。
年収が交渉できるかどうかを、丁寧に尋ねるにはどうすればいいですか?
オファーへのお礼を述べたうえで、率直かつ丁寧に尋ねます。「改めてオファーをありがとうございます。お返事の前に、基本給に調整の余地があるかどうかをお伺いしたく存じます。」丁寧で、入社への関心も伝わり、自わから金額を出す前に、企業側から余地を教えてもらえます。
年収交渉で言ってはいけないことは何ですか?
交渉することを謝る、幅のある額を示す、個人的な出費を理由にする、他社オファーを偽る、最後通告をする、自分の価値を説明せずに「必要です」と言う、といった言い方は避けましょう。その場での承諾も避けます。市場データ、実績、入社への意欲に絞り、協力を促す質問の形で伝えます。
人事に送る年収交渉のメールは、どう書けばいいですか?
3つの短い段落にまとめます。人事へのお礼と入社意欲、依頼の根拠となる2つの事実(市場データと関連する実績)、具体的な金額1つ、そして電話で話す提案です。「オファーのご相談([氏名])」のようなわかりやすい件名を付け、送る前に数字を2回確認しましょう。
メールでカウンターオファーを出すには、どうすればいいですか?
合意した期限内に返信し、お礼と意欲を改めて伝えたうえで、カウンターを出します。「[都市]の同様の職種に関する調査と、[スキル]の経験を踏まえ、基本給を[金額]でお願いできればと存じます。」最後は話し合いの機会を提案して結びます。このガイドのテンプレート1がそのまま使える例文です。
年収交渉では、何を話せばいいですか?
お礼を述べ、意欲を示し、短い理由とともに具体的な金額を1つ伝え、「調整の余地はありますか?」のようなオープンな質問をします。給与が固定なら、入社一時金、有給休暇、リモートワークの日数、早めの給与見直しについて尋ねましょう。そして相手の答えを聞きます。そこに本当の余地が表れます。